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PWM8821 KARLOWICZ,M.:Symphony in E minor "Rebirth"op.7
 
ミエチスラフ・カルロヴィッチ(1876.12.11〜1909.2.8)ポーランドの作曲家

父は言語学者で、音楽理論の本を翻訳したり、歌を作曲したりと
様々な音楽活動をしていた。
ミエチスラフは初めバイオリニストを目指して、ハイデルベルグ、プラハ、
ドレスデンワルシャワなどでバイオリンを学ぶが
身体が弱く、バイオリニストとしてやって行くことを断念する。
その後作曲家を目指してベルリンでUrbanに師事する。

♪カルロヴィッチの業績

作曲に専念したカルロヴィッチだがそれ以外にも様々な活動をしている。
1902年からはワルシャワMusic Societyの役員を、1905年からは
指揮者をつとめた。弦楽オーケストラを創設し1903年まで指導、音楽出版物の
閲覧室を解説、多くのコンサートを企画、1903年ショパンの書簡集を編集、
Music Societyに度々経済的援助をし、全財産を譲った。1907年タトラス山
（Tatras）の麓（Zakopane）に転居してからは登山にも情熱を注ぎ、
そこで彼の最大の交響詩“Stanislaw i Anna O'swiecimowieを完成。
タトラ山脈へスキー遠征に出かけ、雪崩に遭遇して死去。


♪“Young Poland”とは

Rozycki,Fitelberg,Szymanowski、Szelutoによってつくられた
「伝統をふまえながら現代的傾向を持った組合」に基づく
芸術家運動。
カルロヴィッチはこの運動の集団には加わらなかったが
この運動の最大の代表的な作曲家で強力に支持していた。