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PB4957　TCHAIKOVSKY: Vl.Konzert op.35 l.sc

♪Breitkopf旧版スコア。

♪この曲について

1878年作曲。
ベートーベン、ブラームス、メンデルスゾーンの3大協奏曲に
この曲を加えて4大バイオリン協奏曲と呼ばれている。
ベートーベン、ブラームス同様、チャイコフスキー唯一のバイオリン協奏曲。

1877年チャイコフスキーはパトロンであるメック夫人の援助を受けて
ジュネーブ湖畔に滞在。この曲はそこで一ヶ月足らずで書き上げられた。
しかしメック夫人には気に入られず、
当時ロシアでNo.1バイオリニストのアウアーに送ったが、演奏不可能として
拒絶された（後にアウアーも度々この曲を演奏し、彼の弟子達によってひろめられた）。
初演はライプツィヒ音楽院の教授であったブロツキーのバイオリン、
ハンス・リヒター指揮ウイーンフィルハーモニー管弦楽団の演奏で
1881.12.4に行われたが、オーケストラの団員にもこの曲は理解されず、
演奏は酷いもので終わったと言われている。
しかしブロツキーは酷評にも関わらずこの曲を演奏し続け、この曲の
真価を広めるべく世界中でこの曲を演奏した。
この曲はそのブロツキーに献呈されている。