輸入楽譜・クラシック譜の通販専門店「カマクラムジカ」

DD-15853　DEBYSSY:Premiere Suite d'orchestrre/pf.4hds.

♪クロード・アシル・ドビュッシー（1862.8.22〜1918.3.25）

フランスの作曲家。
全音階、5声音階等を駆使して色彩豊かな作品を作曲。
印象派音楽の先駆けといわれている。
9歳でショパンの弟子であったフルールヴィユ夫人にピアノを習う。
10歳でパリコンセルバトワール入学。
1884ローマ大賞を受賞、イタリアへ行くが、すぐに帰国。
この間リスト、ヴェルディらと交友。
1888バイロイト音楽祭でワグナーの影響を受ける。
1889年パリ万国博にて、ジャポニズムやインドシナ音楽の影響を受け
それがその後の彼の作品に多大な影響を及ぼした。

♪この楽譜について (編集者序文より）

最近発見された‘Premiere Suiste d'Orchestra'と言うタイトルの付けられた
二つの自筆譜が今回の出版の発端となっている。
既に知られていることではあるが、この組曲の出典となるものは
明らかではなかった。
この出典を立証するための企画の最中に音楽学研修者Jean-Christophe Brangerは
この二つの自筆譜を出典と見極め、その後Denis Herlinによって再確認された。
現在これらの自筆譜はニューヨークのPierpot Morgan Libraryに保管されている
Robin O.Lehman Collection に収められている。

４楽章から成る1.Fete(祭り）　2.Ballet(バレー）　3.Reve(夢）
　4.Cortege et Bacchanale（行列とバッカスの祭り）この組曲には
二つの版があり、その一つはオーケストラ・スコア（第３楽章は欠落）
でもう一つがここに紹介する4手連弾に編曲されたものである。

ドビュッシーは彼の書簡の中でもこの組曲にまつわる事柄を
何も書き記してはいないので作曲の日付も疑問のままになっているが、
様式や筆跡の特徴から1882年の後半から1884年の初めまでに作曲された物
と推察されている。
マスネやサン・サーンスに近い表現方法や形式からも
初期の作品であると考えられる。
｢バッカスの勝利（1882年作曲）｣と｢ピアノ連弾のためのディベルティメント
（1884年作曲）｣との間に作られたとするのが妥当だろう。
　　　　　　　　　　　　　　        　Noel LEE et Edmond LEMAITRE