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EMS-6550　Arthur HONEGGER:Pacific 231 1pf.4hd.

♪この交響的断章（運動）第1番「パシフィック231」は1925年パリにて
クーセヴィツキーによって初演され大評判となる。
この曲は
パシフィック型蒸気機関車が発車し、邁進し、停車するまでの
ダイナミズムを音響的に捉えた作品で、元は管弦楽曲。
ピアノ連弾への編曲は作曲家自身によるもの。



♪オネゲルの機関車好きは有名で
「私は常に蒸気機関車を熱愛してきた。
私にとって機関車は生き物なのであり、他人が女や馬を愛するように、
私は機関車を愛するのだ」と語ったことは良く知られている。


♪アルテュール・オネゲル（1892．3.10〜1955.11.27）について

フランス近代作曲家。フランス6人組の一人。
スイス人の両親の下、フランスのルアーブルに生まれる。
最初はバイオリンを習うがその頃から作曲に興味を持っていた。
1911年パリ音楽院に入学。ここでダリウス・ミヨーに出会い
生涯の付き合いとなる。
第一次世界大戦にはスイス軍として従軍したが、間もなくパリに戻り
生涯の殆どをフランスで過す。
一方スイスではオネゲルをスイス人として扱い、
現行の20スイスフラン紙幣には彼の顔が描かれている。

♪《なお、パシフィックも231も、蒸気機関車の同一の車軸配置をあらわしている。
フランス式で「231」と表現される車軸配置に、アメリカ式では「パシフィック（Pacific）」
という呼称が与えられている。先軸、動輪、後軸の軸数が順に2-3-1のものである》