DM-1202 Joseph HAYDON:Die sieben letzten Worte unseres Erlosers am Kreuz/pf.
♪この曲について
「私たちの救い主の十字架上での最期の七つの言葉』
「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」とも言われる。
1786年、ハイドン54歳の頃、スペインのカディス大聖堂の依頼により
聖金曜日のために作曲された。
福音書のキリストの十字架上での7つの言葉をそれぞれ読み、
その間の瞑想の時に演奏される音楽。
序章から始まり、7つの言葉をそれぞれソナタで表し、最後は
イエスの死後起こった地震を表現した曲で終わる。
構成は下記の通り。
●序章 Maestoso adagio
ここではキリストは単に苦しむ者ではなく、
世界の支配者として宣言している。
●第1ソナタ 「父よ!彼らの罪を赦したまえ」 Largo
●第2ソナタ 「おまえは今日、私と共に楽園にいる」 Grave e cantabile
●第3ソナタ 「女性よ、これがあなたの息子です」 Grave
●第4ソナタ 「わが神よ!何故私を見捨てたのですか?」 Largo
●序曲 Poco Largo (オラトリオ版)
●第5ソナタ 「渇く!」 Adagio
●第6ソナタ 「果たされた!」 Lento
●第7ソナタ 「父よ!あなたの手に私の霊を委ねます」 Largo
●地震 Presto e con tutta la forza
♪オラトリオ版は第4ソナタと第5ソナタの間に序曲が入る、と
なっているが、このピアノ版にも序曲が挿入されている。
♪各ソナタの冒頭でキリストの言葉を朗読することが多い。