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ショパン:忘れられた2つのワルツ/ピアノ (PWM)

PWM-CHOPIN:2 Forgotten Pieces pf.

Waltz Es-Dur
Waltz a-moll

♪ Waltz Es-Durについて

この編曲はパリ・コンセルバトワールコレクションにある自筆譜の
コピーに基づいて行われた。
初版は1955年4月、ロンドンのFrancis ,Day & Hunterにより、
タイトルは“Waltz in Eflat"M.J.E.Brown の注釈つき。

このワルツの自筆譜によると誰のために書かれたのかは、はっきりしないが
Chopinの署名と「1840年7月20日パリ」と言う日付が入っている事から推測
するとこの自筆譜は銀行家E.Gaillardに贈られ、この作品も特別彼のために
書かれたものと思われる。

Chopinはこの作品にタイトルはつけていなくて、
ただ基本的なテンポとして“Sostenuto"とのみ記述している。
このタイトル“Waltz"は出版社によって付けられたものであるが、
リズムや旋律の形式あるいはこの曲の性格などが同じ時期に書かれた
Waltz f-moll Op.70-2に大変近いので“Waltz"というタイトルは
ふさわしいと思われる。

♪ワルツ a-mollについて

この版の出典はパリ国立高等音楽院図書館に保管されている
自筆譜(下書きの断片と清書されたもの)である。
この作品は1939年1月に始めて世の中に紹介され、
1955年5月にパリのRevue Musicale社から出版された。

この自筆楽譜は1901年ロスチャイルド家から前述の図書館に寄贈された
事から、この楽譜がフランスのロスチャイルド家へのショパンの贈り物
だった事を窺い知る事が出来る。
彼は1847年まで彼の生徒であり、のちに公爵夫人となった
シャルロット・ロスチャイルドに多数の自筆譜を送り、
ワルツOp.69-1やOP.64-2など幾つかの作品を献呈している。

残念ながらこのワルツイ短調には献呈の有無も作曲の日付も署名もない。

ここに紹介しているワルツはOp.34-2のワルツに先立つものとして早い時期に
おそらくポーランドで書かれたものと思われる。
なぜかと言うと清書された楽譜に“Walec"あるいは“Walse"と言うポーランド語
と思われる題名を見て取ることが出来る事から有る程度説明できるだろう。
このような書き方はポーランドの作曲家達の間では当たり前のことであり、
ショパンの他のワルツの自筆譜のタイトルは“Valse"あるいは“Tempo de Valse"
となっているからである。

しかしながら、特にこの自筆譜がパリのロスチャイルド家に保管されて
いたという事から、この作品の日付がショパンの生涯の後期であるという
可能性も除外することは出来ない。


商品名 : ショパン:忘れられた2つのワルツ/ピアノ (PWM)

価格 : 1,760円 (税込)

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