ED-9958 ABREU/HAMELIN:Tico-Tico no Fuba pf.
♪マルカンドレ・アムラン(1961.9.5)について
モントリオール生まれのフランス系カナダ人。
父親の影響で幼い頃から、アルカンやソラブジ、メトネルらの作品に
接する。父親は彼に「対照的練習法」と言う右手と左手が対照的な
動きをする練習法を教えたと言う。ちなみにこれは脳と手が直結する
練習法だそうです。
アムランは1985年のカーネギー・ホール国際アメリカ音楽コンクールで優勝。
その後はロスラヴェッッやジェフスキー、ゴドフスキー、アルカン等
を取り上げ超絶技巧の上に洗練された演奏で有名。
♪この曲について
『イギリスのレストランで一人でピザを食べていた。
ほとんどそれが終わりかけた時、聞こえてきたのがジャズバンドの
チューンナップの音で、それがこのティコティコだった。
帰り道、その音が頭の中でぐるぐる回って離れなくなってしまった。
何かにペンと紙を持たされて書けと言われたんだ』
アムランはこの曲が出来た経緯をこんな風に書いている。
♪この曲の原曲は
1917年ブラジルの
Zequinha de Abreu によって作曲された。
“Tico-Tico"は雀に似た小鳥、“フバ”はとうもろこしや米など穀物の粉。
この曲のタイトルは『a little bird in corn flour』。
一生懸命粉を挽く農民と、その粉を次々に食べてしまうティコ・ティコの
様子をユーモラスに歌ったもの。
今では様々な形、様々な編曲で世界中で演奏されている。
♪この曲はこちらで聴く事ができます。
http://www.youtube.com/watch?v=_Pgd9wqQsbM