BH11962 PIAZZOLLA:El Viaje
♪ピアソラについて
1921イタリア系の移民の子としてアルゼンチンで生まれる。
4歳の時に一家でニューヨークへ移住。
15歳の頃はジャズに親しみ、タンゴへの興味は全く持っていなかった。
その後アルゼンチンへ移り、父の経営するレストランでバンドネオン、
ハーモニカを演奏していた。
1938年、ラジオで先鋭タンゴ「エルビーノ・バルダーロ楽団」に感動し
初めてタンゴの音楽性を知る。1939年当時最先端だったトロイロ楽団に参加し、
バンドネオン奏者として徐々に頭角を表すようになる。1940年から5年間は
ヒナステラに師事して音楽理論を学ぶ。
クラシック作曲家を目指しパリで学が、師事していたブーランジェに
タンゴこそがピアソラ音楽の原点であるとを指摘され、タンゴ革命の可能性に目覚める。
1960年〜1989年には様々な楽団編成を試みる。
(この期間にピアソラの楽団に入る事は大変な名誉だった)
1992年ブエノスアイレスの病院にて死去。71歳だった。
♪この曲集には下記の曲が入っています。
Artisane 1(A Midsummer Night's Dream)
Tango final(From Famille d'artistes)
El Viaje(The Journey)
Pedro y Pedro
La Mort du canard(from Famille d'artistes)
Duo de amor
Puck arrabal(from A Midsummer Night's Dream)
Milonga(from A Midsummer Night's Dream)
La Chanson du Popo(from Famille d'artistes)
Artisane 2(from A Midsummer Night's Dream)
Ouverture(from Famille d'artistes)
Dansee(from A Midsummer Night's Dream)
Sensuel(from A Midsummer Night's Dream)
Chanson de la naissance(from Famille d'artistes)
Sentimental(from Famille d'artistes)
♪この楽譜の特徴・ピアソラ音楽の特徴
ブージー&ホークス社からの初出版です。
中級者用としてすばらしい編曲です。
ピアソラは踊りの伴奏という元来のタンゴにジャズやクラシックの要素をプラスして
新しいタンゴの境地を切り開いた。
これを「踊れないタンゴ」として、当時のアルゼンチンでの評判は
芳しいものではなかった。
しかしニューヨーク等で評価されるようになり、
現在では、アルゼンチンのみならず国際的に高く評価されている。