FG-JS196 SIBELIUS:Theme and Variations/vc.
♪2013年始めて出版されたシベリウスのチェロ独奏用の作品
「主題と変奏」は1887年（22才）に作曲されたもの。
十中八九シベリウスの生前には公の場で演奏されたことは無かったと思われる。
様式はバッハの影響を受けているが変奏曲の元になった主題には
フィンランドや北欧の香りが感じられる。
♪歴史的背景
J.シベリウスは1887年に“チェロ･ソロのための主題と変奏ニ短調”を作曲したが
最近の研究によるとフィンランドで書かれたこの分野での最初の作品と言える。
その上1964年から1969年にかけてMerilainenn,Sallinenn,Salmenhaara,Rautavaaraなど
前衛的作曲家達がこの分野に感心を持つようになるまではフィンランドのチェロ・ソロ
の作品は殆ど書かれたことが無かったため長い間顧られる事がなかった。
しかし、チェロの教授E.RautioはJ.S.BachからKodalyに至る演奏作品にも
同じ様にチェロ・ソロの為の作品が不足していると指摘している。
♪演奏はこちらでお聴き下さい。
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